辞めたて保育士のほかほかブログ

もと保育士が保育の仕事・現場について語ります

療育センターと保育園の違いに戸惑う・・・

療育センターの非常勤として働き始めて、保育園との違いに

驚くこともしばしば。

 

でもこれだけは言える「子どもはどこに行っても可愛い!」

療育センターで出会った子どもたちも、もれなくみんな可愛かった・・・

 

私が担当したのは4歳から6歳児の重度の自閉症の子どもたち10名のクラスでした。

個人情報保護の観点から詳しい個人的な記述はできないので

フィルターをかけながら書いて行きたいと思います。

 

私が働いて来た保育園にも自閉症や発達障がいの子どもはいました。

何人かの自閉症・発達障がいの子どもたちと接してきた私が

療育センターで一番驚いたのは、言葉でのやりとりができない子が

半数以上をしめていたことでした・・・

 

3歳児健診で「言葉」の発達が重要視される意味について改めて考え

させられました。

 

保育園でも「もう、言ってもわからないんだから」はよくあること。

今や女子高生なった我が姪にも「はぁ・・・何度言ってもわからん・・・

日本語わかりますかーーー?」と言いたくなることもありますよ。

 

でも療育センターの子どもたちは、4歳児5歳児で言葉を発しない子がいました。

それだけではない、こちらの言葉も届かない・・・

それは、まるで私とその子の間に見えない壁があって

その壁に言葉が跳ね返されるイメージでした・・・

 

そこで使われるのが「絵」や「写真」です。

トイレに誘うときはトイレのマーク、給食を食べる時は

その子が食事をするテーブルの色ごとのフォークとスプーンのマーク

というように。

中には「絵」「写真」での理解も難しい子どももいます。

そんな子どもには、「物」を見せます。

手を洗うときは、「タオル」を見せ、「手を洗おうね」と

手洗い場に誘うという感じです。

 

このイラストの描かれたカードで一人一人の一日のスケジュールを

毎日10名分組んでいくのです。

一口にカードと言っても発達に応じてカードにも色々な種類が

あるのです。

 

一番理解のある子には、名刺大の薄い紙をラミネート加工したもの。

次の段階は、名刺大のサイズは変わらず、厚みをもたせたもの。

次は、木の板にイラストを貼ったもの。

一番重い子には、イラストのカードでは、なく「実物」でした。

 

理解のある子には、6つ先のスケジュールを貼っていましたが

それができるのは1人でした。

他の子どもは、その子によって3つ、2つ、1つ先のスケジュールを

貼っていました。

 

最初、このスケジュールを組むのが大変でした、苦労しました・・・

*カードの意味

*子どもの使っているカードの種類

*一人一人違う一日のスケジュール

を理解するのに何日も掛かりました・・・

 

そんな風に私の療育センターでの仕事が始まったのです。

 

ベビーシッター始めます

日本の保育園の現状に嫌気がさして、個人でベビーシッターを

やりたい、子どもと保護者にとって自分が納得のいく支援をしたい

と考え、まさに今始めようとしています。

 

保育のプロでもベビーシッターの経験は0.

でも保育士時代、一時保育の立ち上げをした経験があり、

保護者の方から初めて離れる子どもと一対一の関わりも

何名も経験してきました。

そんなこともあり、やる気満々!

 

でも色々な壁にぶち当たっています。

療育センターの経験とともに

ドキュメント!!「無の状態から、個人でのベビーシッターが立ち上がるのか!?

成り立つのか!?」も更新していきたいと思います。