辞めたて保育士のほかほかブログ

もと保育士が保育の仕事・現場について語ります

3.11 保育園にいました4

どうやって安全に過ごそうか・・・

みんなで家族の無事を喜び合いました。

 

子どもの保護者には、地震発生後すぐに、子どもたちの無事を

知らせるメールを一斉に配信していました。

保護者からは、「あのメールのおかげでとても安心しました」

と感謝されました。

 

おやつを食べ終えるといつもならコーナーに分かれて、

自由遊び後、帰りの会をするのですが、子どもたちを

なるべく部屋の中央に集め、遊べるように考えました。

 

動きたい盛りの子どもたちが、とても一か所にいてくれる

はずもなく、それでも大きな紙を部屋の中央に広げ、

みんなでいつもとは、違うお絵描きを楽しんだりしました。

 

そしてたまに小さな地震が起きるとバタンバタンと大きな音が

なり(おそらく、免震装置の音?)その音に怯える子もいました。

 

偶然にもその日は、新入園児の説明会が行われていて

私の担任していた2歳児クラスの隣の部屋には、新入園児の

保護者がいました。

 

保育者の方は、そうそうと思われる方も多いと思いますが、

第一子が2歳児クラスになると第二子を考える保護者は

とても多く、2歳児クラスの子どもたちのお母さんが、

隣の部屋に何名かいました。

 

お母さんたちも慌てる様子はなく、第二子の赤ちゃんを

抱いて座っていました。

子どもたちと家に帰るより、大勢でいた方が安心だったの

でしょう、しばらくみなさん、残られていました。

 

そして、落ち着いて避難し、遊んでいるわが子を見て

「見ることができてよかった、安心した」と言っていただきました。

 

3.11 保育園にいました5に続く