辞めたて保育士のほかほかブログ

もと保育士が保育の仕事・現場について語ります

保育士にがっかりした

私は、事務職から転職して保育士になりました。

 

保育士になって、私は、保育士にがっかりすることが多かったです。

 

保育士さんて子どもが、好きじゃないんだ・・・と思うこともしばしばでした。

もちろん、あぁ、この人は、本当に子どもが好きなんだな、保育士が天職なんだと思える人もいましたが。

 

私は、試験対策の学校の授業を仕事帰りに週2回受け、土日に図書館で勉強という形で保育士資格を取得しました。

子どもの頃、通っていたのは、幼稚園で保育園というところのイメージがほとんどありませんでした。

実習もしていないですし、仕事も近所の保育園を自転車でまわり、よさそうのところに飛び込みで面接を受け、働かせてもらったのです。

 

なので全てが初!!

0歳児クラスに入った時の衝撃!

1歳児クラスの子どもの可愛さ、2歳児クラスの子ども面白さ!

こんなに小さい子たちが、集団で生活をしていることにただただ驚き、逞しさを感じましたね・・・

 

でも保育士たちは、そんな子どもたちにイライラしているんですよ。

暴力は、ありませんでしたが、目が点になることは、多々ありました。

 

1歳児クラスの子って、散歩に出る時、手を繋ぐ大人を選ぶんですね、入ったばかりの時は、拒否られたものです。

で、そんな子を見て保育士は、イライラ・・・

私は、知りもしない人といきなり手を繋ぐなんてそりゃ、嫌だろうよ、ごめんごめんというような気持ちでした。

 

でも観察していると誰でも大丈夫な社交的な新しもの好きな子もいるんですよね。

私は、保育士がイライラする前にそんな子たちと手を繋ぐようにしました。

 

幼児クラスに入った時の事です。

担任の保育士に年長の男の子が、ポケットに入れていた本物の電車の切符を「先生!見て!」と見せに行きました。

その保育士は「・・・それを見せられて先生は、何て言ったらいいの?」と溜息をつきながら言っていました。

その子の悲しそうな顔・・・

電車に乗ってお父さんかお母さんにお願いして持って帰った切符は、その子の宝物だったんだろう、それを先生に見せたいと思ってくれたなんて私なら嬉しくなってしまう。

先生、驚くかななんてワクワクしながら見せたんだろうな。

その時間は、課題をしたりする時間じゃなく、自由遊びの時間。

ショックでしたね。

 

保育士たちが、あまりにも子どもを急かすことが、不思議で不思議でなりませんでした。

 

手を繋ぐのに時間がかかってもいいじゃん、

靴を自分で履きたいって言ってるんだから待てばいいじゃん、

子どもの話を聞いてやりゃいいじゃん、

・・・と思っていました。

 

私が幼稚園に通ったのは、たったの2年、それでも幼稚園が嫌で嫌で、家に帰りたくて仕方がない子どもでした。 

こんな小さな子たちが、親元を離れて泣かずに過ごしているというだけで子どもは、頑張っているのという気持ちでした。

 

その時は、アルバイトで8:30~13:00一旦帰って、16:30~19:30にまた出勤というシフトで毎日動いていましたからカリキュラムだとか日案、週案、月案があるなんて知らず、午睡中に保育士が何をしているかも分かっていませんでした。