辞めたて保育士のほかほかブログ

もと保育士が保育の仕事・現場について語ります

3.11 保育園にいました6

歩いてかえるしかない・・・

保育園を出て国道に向かうと辺りは真っ暗。

停電していたのです。

 

お迎えに来た保護者の方たちから色々情報は、入って

いましたが、街頭の一切ついていない夜道を

目の当たりしたときは、とても驚きました。

 

それでも道にびっしりと渋滞して止まっている車の

ヘッドライトで歩く事ができました。

 

そして夜の国道を歩いているあんなに大勢の人を

見たのも初めてのことでした。

 

職場から実家まで6キロ。

朝からの超過勤務を終え、ただひたすら歩くのみ。

すれ違う人の中には「取りあえず、多摩川超えよう」と

話してる声も聞こえ、あぁ、私なんて楽なものだ、と

私の何倍も歩こうとしている人たちを支えに歩きました。

 

途中、コンビニエンスストアで飲み物を買おうとしましたが、

なんとほとんどの飲み物、食べ物が売り切れた状態。

 

何件か寄りましたが、どのコンビニエンスストアも同じでした。

 

ほとんど進んでいない、渋滞した車の列を見て、

「食べ物は、明日からちゃんと流通するのだろうか・・・」と

不安になったのを覚えています。

 

3.11 保育園にいました7に続く