辞めたて保育士のほかほかブログ

もと保育士が保育の仕事・現場について語ります

3.11 保育園にいました

その時、子どもたちは、保育士たちは・・・

東日本大震災・・・あの日から5年が経つのですね。

あの日のことは、よく憶えています。

 

私は、東北から離れた首都圏に近い保育園で

働いていました。

当時、私が、働いていた保育園のある地域の震度は、

震度5弱、私が今まで体験したことのない揺れでした。

 

地震が起きたのは、子どもたちが、午睡から目覚め

始めた頃。

起きてお着換えしている子、トイレにいる子、

まだ寝ている子・・・

2歳児クラス15名を3人の保育士で担当していましたが、

担任1人は、事務所で仕事をしていました。

 

私は、4名を連れてトイレにいました。

 

大きな揺れを感じた時、1人は、まさにおしっこの真っ最中!

寝ぼけ眼で、揺れを怖がる様子もなく、おしっこをしていました。

すでにようをたし終えた3人の子を抱えながら、どうする

べきか頭はめまぐるしく働いていました。

 

お部屋の中には、保育者1名と子ども11名。

 

中の保育者に「そっちは、大丈夫?こっちに4人いる、

こっちは、大丈夫」と声を掛けます。

 

「大丈夫です」と中堅保育者の落ち着いた声が返ってきました。

 

ここで中にいる保育者の経験、度量、起きている子の人数で

動きは、また変わっていたと思います。

私は、トイレに座ってようをたしている子を待ってから、

4人を連れて部屋に戻ることが出来ました。

 

部屋の子どもたちも落ち着いており、子どもたちを

部屋の真ん中に集め、布団を頭からかぶせます。

 

*3.11 保育園にいました2に続く